エルメスといえば数々のバッグ類。180年もの歴史の中で、数多くの名作と言われるバッグを生み出してきています。同じデザインでも、素材や色、サイズなどのバリエーションが様々で、自分の好みに合ったバッグを探すのも魅力のひとつでしょう。
このカテゴリでは、数あるエルメスのバッグコレクションの中から代表的なアイテムをピックアップし、買取業者における情報を掲載しています。人気モデルの買取相場はもちろん、市場の傾向についての情報など、買取依頼を検討している方のお役に立てること間違いなしの情報が満載ですよ。
エルメスを象徴するバーキンは、女性なら誰もが1度は憧れるバックとして、今も幅広い世代の方が愛用しています。バーキンは、荷物がたくさん入ることをコンセプトに大きな開口部と仕切りのない構造が特徴。
エルメスならではの型崩れしない上質なレザーと美しいフォルムで、持ち主の好みや用途に合わせて自由にカスタマイズ出来るところも人気となっていますね。
誕生してから125年も経った商品でも人気のバーキン、その特徴をさらに細かく解説していきましょう。
バーキンは、在庫が常にあるわけではありません。正規のお店でも常に置いてあるわけではないので、通いつめて購入する人もいます。
それでも、バーキンのサイズ、色が合わないという理由で購入を諦めてしまうという人もいます。それほどバーキンは人気なので、高価買取の対象商品でもあります。
バーキンのサイズは全部で5種類。全て横幅のサイズで種類が決まります。日本では、30センチのサイズが人気で小柄な日本人女性が持ってもバランスよく持つことが出来るサイズとして人気です。また、35センチサイズになると、書類もすっぽり入るので、男女ともに人気のあるカバンのサイズです。
カラーバリエーションも豊富で、ブラックから、グレージュカラーのエトゥープやゴールドなどフォーマルからカジュアルまで幅広いバリエーションがあります。
人気は、牛革ですがオーストリッチやクロコダイル、ヤギ革など様々です。
牛革の中でもオスの仔牛の「トゴ」が人気です。きめ細やかな皮目と仔牛ならではの柔らかさは女性に人気でバーキンの中でもちょうど中間くらいの硬さなので、傷や型崩れに強いという特性を持っています。時間が経過すると、硬い革も馴染んで柔らかくなるという特徴もあります。
以上が、バーキンの簡単な特徴です。詳しく知りたい方は、是非こちらのページもご覧ください。
エルメス初のバックであるケリー。ケリーには縫製の方法によって2つの種類があり、生地を中に織り込んだ女性らしいフォルムの内縫いタイプと、フォーマルな雰囲気にピッタリな外側に縫い目を見せる外縫いタイプがあります。
バーキン同様、サイズな素材もさまざまな種類の中から組み合わせることが出来るので、レアアイテムは店頭に並ぶと直ぐに完売するそうです。
バーキンの原型とも言われるケリー。その特徴を説明しましょう。
1935年に「サック・ア・クロア」という名前で販売が開始されたケリー。女性が持ちやすい装飾がないシンプルな構造が特徴。バックとフラップを止める金具付きのベルトが印象的と言えます。
ここ最近は、オーソドックスなカバンだけではなく、クラッチバックやリュックといった様々なタイプのものが発売され、幅広い層に人気です。もちろん、フォーマルも多くの人から支持があります。
バーキンと同様、ブラックやエトゥープは人気色であると言われています。そのほかにも、カラーバリエーションが豊富なので、多くの人から人気を得ています。
サイズは、全部で4種類。25,28,32,35があります。この中で日本では32センチのケリーが最も人気のサイズであると言われています。コンパクトなサイズであるが、持ち運びも便利というのが特徴です。
以上が、ケリーの簡単な特徴です。更に詳しく知りたい方は次のページを参考にしてください。
世界初のファスナーを使ったバックで、 自動車移動の際に荷物が飛び出ないように考えられたと言われています。今では当たり前のように使われているファスナーですが、機能的かつ丸みを帯びたデザインは発売当初から女性を中心に瞬く間に浸透していきました。
エルメスならではのサイズ展開も豊富なので、シチュエーションに合わせていくつものボリードを所有している人も多いようです。ここからは、ボリードの特徴をさらに詳しく紹介していきましょう。
1923年に誕生したボリードは、実はレーシングカーの名前で、もともとブカッティという名前で発表されました。
ボリードが人気の理由は、そのフォルムにあります。ファスナー付きで実用性が高いだけではなく、クロシェット、カデナがエルメスらしさを表現しているので、幅広い層から人気のデザインとなっています。
種類は大きくわけて7種類あります。それぞれ特性があります。
最も小さいタイプ。小さくてもコインケースタイプ財布や、携帯電話、ハンカチを収納することができるサイズです。斜めがけをすることオシャレ度が増すのが特徴。
ボリード15と同じ用途で使うことができるタイプ。少し大きいので折りたたみの財布であれば収納が可能です。
化粧ポーチや、長財布も収納することが出来るタイプです。ここから収納性が一気に高くなります。
ボリード37は、サイズが大きいのでA4ファイルやシステムノートタブレットを収納することができます。ビジネスシーンでも活躍出来るサイズです。
この他にボリード30、31、47もあります。
エルメスには他にも、デイリー使いにピッタリなフールトゥやエールライン、ガーデンパーティーをはじめ、J・Fケネディの妻ジャクリーンが愛用していたコンスタンスやエルメスの頭文字「H」がパンチングされたエヴリンといったショルダーバックなども人気!
どのコレクションも、エルメスならではのエレガントさとカジュアルを融合させたフォルムと、シンプルな構造でありながら機能性に優れているデザインで、長年にわたって愛され続けています。
エルメスの買取相場はモデルやカラー、レザーによって異なります。他のブランドと比べると圧倒的に買取価格が高値です。そこでそれぞれの特徴などをまとめました。
ガーデンパーティーはデザインだけではなく機能性も高く、男女問わずシンプルな見た目です。もともと園芸用品を収納して持ち運ぶためにデザインされたバッグで、上よりも下のマチが少し大きめの台形のフォルムをしています。
なんといっても収納力の高さが魅力的です。ボタン1つなのでバッグの開け閉めも簡単で、バッグの口が大きく開くので荷物の出し入れもスムーズです。雑誌や書類などを沢山入れても傷みにくく耐久性もあります。先ほども述べたようにシンプルで使い勝手のいいデザインなので、男性でもガーデンパーティーを使っている人が多くいます。性別を問わず幅広い世代から支持を得ているカジュアルなトートバッグです。
サイズは5展開で、1番小さいTTPMというミニバッグから旅行にも行けるGMという大きいサイズまであります。中古市場ではエルメスは価値の高いブランドとなっているので、ガーデンパーティーも高価買取となります。新品・未使用品で定価の40〜60%、美品は定価の20〜40%、中古品は定価の10〜20%くらいの買取価格です。ガーデンパーティーはあまり出回らないことや人気があることを考えると、あまりにもひどい状態でないかぎり買い取る方が無難であるといえます。
ピコタンロックは2003年に誕生した「ピコタン」の進化系のバッグで、シンプルなピコタンに開口部分をおさえるベルトとベルトを止めるカデナが付きました。現在ピコタンは製造がストップし、ピコタンロックが主流となっています。丸みをおびたフォルムをしていて、ノーズバッグと呼ばれている牛馬の飼い葉袋が由来したデザインです。
若い女性を中心に人気を集めていて、素材やカラーのバリエーションが豊富です。シンプルだからこその良質な素材とエルメスのオリジナリティが詰まったバッグとして、発売以来高い人気を保っています。
開口部分が広いので荷物の出し入れもしやすく、機能性にも優れています。見た目のコンパクトさでは想像できないほどの収納力があります。サイズは4展開で、ピコタンロックの中で1番小さいPM。PMより縦横4センチ大きいMM。旅行やマザーバッグなどとしても使える大きめのGM。男性でも違和感なく使える最も大きいサイズのTGMがあります。
PMやMMはカジュアルな印象のバッグで、スタイルを上品に見せてくれます。GMやTGMなど大きいサイズのバッグは、上品なのでスーツにも合わせやすいです。買取相場はPMサイズが15万円前後、MMサイズが30万円前後、GMサイズとTGMサイズは20万円〜30万円前後です。もちろん状態などにもよりますが、どこの業者も買取りたいので比較的高値で買い取られることが多いようです。
エヴリンは30年以上にわたって愛され続けているショルダーバッグです。
エレガントとカジュアルが融合されたバッグで、デザインディレクターであるエヴリン・ベルトランのデザインや機能へのこだわりが詰まったバッグとしてエヴリンという名前になりました。馬用のブラシなどお手入れする道具を入れるのが目的として作られたバッグなので、縦長の楕円形のフォルムをしています。
エヴリンの特徴は、エルメスの頭文字であるHを大きくパンチングしたデザインです。軽くて丈夫な上に収納力もバツグンで幅広い世代から支持を得ていますが、特に30代の女性から人気があります。特徴のあるデザインなので女性だけではなく男性からの人気もあり、特に1番大きいGMサイズのエヴリンは男性ユーザーの方が多いほどです。
エルメスの中でもショルダータイプでカジュアルなバッグなので、スキニーと白シャツに合わせるだけでもいっきに格上のコーディネートにしてくれます。エヴリンはこれまで使いやすいように改良を重ねていて、Ⅰ(アン)・Ⅱ(ドゥ)・Ⅲ(トロワ)の3種類のモデルがあります。サイズはTPM、PM、MM、GM、TGMと幅広く展開されています。
エヴリンの買取価格はモデルとサイズによって異なります。特に最新のトロワとなると買取価格は上がります。サイズにもよりますが、Ⅰは10万円前後、Ⅱは15万円前後、Ⅲは20万円前後が買取相場のようです。特に人気のあるⅢはどこの業者も高値で買取をしています。
フールトゥの見た目は普通のバッグと変わらないという印象を持つ人が多くいます。
ブランド特有の重々しさがなく気軽に使うことができるバッグです。しかしエルメスのバッグということだけあって、荷物の容量と頑丈さにとても定評があります。手提げタイプのものが最も多いですが、ショルダータイプのものもあるのでニーズに合わせて選べます。
ほとんどのサイズが雑誌などであれば容易に収納ができ、通勤バッグとして使用する人も多く沢山の人に好まれているバッグです。女性向けのバッグが多い印象のエルメスですが、フールトゥは男性でも気軽に持てるようなカジュアルなデザインなので男性からも人気です。また大人だけでなく、学生でも気軽に持てるバッグとしても人気を集めています。
フールトゥのサイズは3展開となっており、1番小さいPMは、小さいといっても雑誌がすんなり入る大きさです。買い物やお出かけの時に便利なMMは、ポケットも多くついていて利便性が高く、男女共に一番人気があります。1番大きいサイズのGMは旅行用としても使える大きさです。
フールトゥの買取相場は状態や大きさにもよりますが3万円〜5万円ほどです。しかしバーキンの需要が高まり、店頭でもあまり見かけなくなってきたため、欲しいサイズのものがあったら購入することをオススメします。