エルメスに限らず、どんなブランド品も新品に近ければ近い状態なほど、高値で買取をしてもらえる確立も高まります。
使用感があるものは、買取時にマイナスのポイントとなってしまうため、少しでもキレイな状態で持ち込むことを心がけましょう。
ただし、むやみに自分でクリーニングをしすぎてしまうと、商品価値を下げる原因となります。ここでは、極力綺麗な状態で査定に出すためのコツを説明したいと思います。
画像引用元:エルメスジャパン公式HP<http://japan.hermes.com/>
基本的に、ブティック以外で行なうメンテナンスは商品の価値を下げてしまう恐れがあります。ご自身で行なうクリーニングは、細かな埃やゴミを取る程度に留めておきましょう。
引っかき傷や擦り傷などを発見しても、自分で補修するのはNG。ここで手を加えてしまうと、査定額のマイナスどころか正規店でのメンテナンスが受けられなくなってしまうことがあるのです。
以上を踏まえ、エルメスのアイテムごとにセルフでできるメンテナンス方法を確認していきましょう。
人気が衰えることを知らないエルメスの人気アイテム・バーキン、ケリー。エルメスファンからの需要は非常に高く、わりと古い商品でも思わぬ高額がついたりします。
セルフメンテナンス法としてまずやるべきことは、バッグの内側や外側に、細かな埃やゴミなどがないか確認すること。もし見つけた場合は手で叩くのではなく、柔らかい布で軽く拭いて、付着しているゴミを取り除く程度に済ませておきましょう。
なお、ニオイが気になる場合は、風通しのいい日陰に干しておく程度におくだけでOK。リセッシュなどは吹きかけない方がいいでしょう。自宅で保管する際は保存袋に入れておくと、日頃からニオイのケアができますよ。
スカーフやショールなどは、保管方法やお手入れのやり方次第で査定額が大きく変わります。エルメスのスカーフのほとんどはシルク100%。シルクは虫が付きやすいので保管の際には防虫剤を忘れずに。
買取査定に出さないとしても、保管の仕方で持ちや見た目に大きな差が出てきます。日頃からぜひ気にかけてあげてくださいね。
付属品がひとつあるかどうかで買取査定が数万円変わってしまうことも珍しくありません。
なぜエルメスの付属品があると買取査定が上がるのかという理由とエルメスを売るなら忘れずに査定に出したい付属品の一覧をご紹介します。
外箱も含めてブランドの商品として扱います。外箱がないことは、管理が雑か、もしくは中古等で購入した可能性が高いとみなされやすいために外箱つきで買取査定してもらうと良いです。
保証書も必ず査定時にもっていきましょう。
保証書がないと、正規販売店で購入したという証明ができず、偽物と疑われる可能性が高くなります。
エルメスの商品にはコピー品も多いので、いかに正規品であることをしっかりアピールできるかが重要です。
商品を傷つけないように包む布袋と購入時についてくるレインカバーも買取査定に出しましょう。
布袋やレインカバーがあるだけで、どのように管理されていたのかなどの判断材料になります。
バッグの場合、エルメスのロゴや動物をモチーフにしたカデナがついていることも多いですね。
カデナは、ファッション性が高いだけでなく、カデナ自体のお値段も意外と高いのです。
もし、カデナをなくして修理対応を受ける場合、鍵とセットで1万円することも少なくありません。
革でできた小さな鍵入れを、クロシェットといいます。カデナがある商品ならば、大抵、付属品としてついているので、こちらも忘れずに買取査定に出しましょう。
クロシェットも職人の手作業でつくられていることが多いため、鑑定をするときの手助けになります。
普段バッグを手提げで使っていて、肩掛け用のショルダーストラップを外しているという人は、ショルダーストラップも忘れないように買取査定に出しましょう。
なかには、2wayで使う方もいらっしゃるので、購入希望される人の枠を広げるためにもショルダーストラップも重要になります。
コマとは、ベルトの長さを調整するための部品のことです。
単品では販売されていませんし、コマがないと時計の長さ調整ができないため、忘れずに買取査定に出しましょう。
そもそも、どうして付属品があったほうがエルメスの買取査定がよくなるのでしょうか。
付属品がきちんと揃っているということは、正規販売店で購入した可能性が高いという証明になるだけでなく、商品の保管状態や管理についてもしっかりしていたという判断材料になります。
また、エルメスの付属品は、種類によっては単品で販売されていません。
もし、付属品が欲しい場合には、中古品などをオークションで買うか、付属品のついているバッグ等を買うしか手に入れる方法がないのです。
付属品そのものも物によっては、ひとつ数万円で取引されています。
当然のことではありますが、高価で入手が難しい付属品がそろっていると、買取査定がよくなるのです。
さらに、付属品は偽物かどうかをチェックする対象にもなります。
本体1つをチェックして真贋を判断するよりも本体と付属品2つをチェックして判断したほうが、鑑定を間違える可能性は低くなるのです。